夏の寝苦しさの原因は?
公開日 2024/08/03 更新日
暑い日が続いていますね。いかがお過ごしでしょうか?
睡眠はしっかりとれていますでしょうか?
下の資料は、ある寝具メーカーが作った快適な睡眠のために重要なことを簡単にまとめたものです。
「体圧分散」というのは主にマットレスの寝姿勢に関るポイントです。
お客様は寝具をお求めになろうとしたとき一般的に、この優れた体圧分散性=良いマットレスを求めて、いろいろご検討されている方が多いですね。
私は上の3つのポイントに加えて、お休みになる面積=ベッドのサイズをなるべく大きくとることが重要だと考えています。
この点は以前のブログ↓に書いていますので、ご参照いただければと思います。
で、今日は体圧分散とサイズの話は置いておいて、重要なのにお客様のこだわり が全く足りていない お布団の中の湿度調整のお話をしたいと思います。
夏場、気温がそれほど高くない日でも、湿度が高い日は不快な感じがしますよね。
逆に高い気温でもカラッとした日は心地よいものです。
暑くて寝苦しい夜は、もちろん夏の高い温度によるものですが、実はお布団の中の「高い湿度」=「蒸れ」がより深刻な要因です。
先の資料にもあるように、お布団の中の最適な湿度は50%前後と言われています。
ちなみに今日、2024年8月3日の埼玉県北本市の湿度は、日中50%近くまで下がるものの、お休みになる時間には80%に迫るくらいです。
空気が動いている空間でさえ そんな感じですので、お布団の中では身体から発散される水分がお布団で閉じ込められるため さらに高湿となるので寝苦しいのは当たり前ですね。
そこで重要になるのが吸湿性の高い寝具 ということになります。
私は去年から、夏用の掛け布団にウール(羊毛)100%素材のものを使い始めました。
「ウール」というと「暖かい」というイメージを持たれる方も少なくないと思いますが、ウールの最大の特徴は その吸湿性にあります。
寝具素材でポピュラーなもののもう一方に「羽毛」がありますが、羽毛と羊毛を比較すると「吸湿性」については実は圧倒的に羊毛が優れています。
他方「保温力」という意味では羽毛に軍配が上がります。
つまり暖かさが欲しい冬は羽毛、さっぱり感が欲しい夏は羊毛の寝具が適しているということになります。
掛けふとんだけでなく、ベッドパットにも羊毛のものを使われると さらに良いですね。
一足先に羊毛の夏掛けを使わせていただいている私ですが、今年から私が使用しているものと同じものの展示を始めましたので「どうも眠りが浅いなあ」とお感じのお客様は「湿度」の問題を意識して、寝具を見直してみてはいかがでしょうか?
その快適さは使用2年目の私が実証済ですので、ドイツで100年以上の歴史を誇る寝具メーカー ビラベック社の「ゾマースペシャル肌掛けふとん」羊毛の夏掛けを おススメしておきます。
ビラベック社の掛けふとんは、薬品加工を施さなくても長期に渡って羊毛の効果を期待できる「ロイマリンドウール」(ひつじの背中から脇腹あたりの上質な部分の羊毛)を使用した 本当に快適で 心地よい寝具です。
ドイツ製だからといって、そんなにお高くないですからね。シングルで税込39,600円です。(2024年8月現在の価格)
「かぐだらけ」にしては意図せず商品紹介のようになってしまった…大変失礼しました^^;
2024.8.3 インテリアコーディネーター(950487A) 小川登志洋